Mさん/男性の体験談
仮面浪人中の志望大学:東京大学文化一類
仮面浪人中の在籍大学:上智大学法学部
両親が東大を卒業していたこともあって、さらに親戚にも東大卒が多かったので当然自分も東大に進学するつもりではいましたが、学力不足を感じて滑り止めで受験した上智大学にとりあえずは進学しました。
浪人ではなく仮面浪人したのは現役で合格した大学がある以上は行くべきだと思ったからです。
それに翌年東大を受験するつもりではいましたが、必ずしも合格できるとは限らなかったので保険の意味で上智大学法学部に入学しました。
仮面浪人生活中は、大学に通いながら予備校にも行くことにしました。
独学ではモチベーションも高まらなかったので、予備校を利用しました。大学生活は最低限にセーブしました。
大学のサークルにも入りませんでしたし、友達も積極的に作ることはしませんでした。
1年は大学の講義を受けて、それが終わったら予備校の自習室に向かってひたすら勉強しました。
それから予備校の講義も夕方から夜にかけて講義を受講して自習室が利用できる時間帯までひたすら勉強していました。
そんな感じの生活を東大受験まで続けていました。
大学の前期と後期のテストが苦労しました。
全く対策をしないと単位を落としてしまうことにもなりますので、前期後期のテスト期間は、東大受験の学習を7割程度まで落としてて残り3割程度の時間を費やして前期後期のテスト対策をしました。
これが一番大学生活と受験生活において辛かったところです。
前期後期テストをないがしろにするわけにもいかずに、テスト対策の時間に費やす時間を作るのが大変でした。
仮面浪人の生活を上智大学で送っている際にたまたま同じ講義を受けている女子学生から話かけられました。
それは自分のカバンの中に東大の過去問や予備校のテキストが見えたことで話をかけてきました。
その女子学生も仮面浪人をしていました。同じ境遇の人がいたことで驚きました。
その女子学生も東大を目指していました。
そのことが分かると急速に仲が深まりまって、それから2ヵ月して付き合うことになりました。
お互いに東大受験に向けて頑張っていると思っていると、辛い仮面浪人生活も頑張ろうという気になりました。
最終的には彼女は東大に合格できましたが、私は残念ながら合格することはできませんでした。
ですが彼女との関係はそのまま続くことになり、今の妻がその当時の彼女です。
両親は息子が東大卒ではないことに残念がっていましたが、自分としては頑張った結果東大には不合格でしたので後悔はなかったです。
仮面浪人にしてなければ、今の妻と出会うこともなかったのでこれはこれで素晴らしい人生だったと思えます。
上智大学を卒業してからは後に転職をすることになりますが大手の生命保険会社に就職をしました。
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